大切な人を偲び、その存在に感謝する、改めて人と人との絆を再確認する、そして、今の自分の存在を支えてくれるもの、祈り。世界中の国と文化に共通した、私たち人間にとって、かけがえのない感情のひとつです。時代や暮らしによってその姿は変化してきましたが、その本質はいつも同じもの。
時代・人・価値観が変わり、生活自体がまったく違うものとなった現代。古いものと、新しいもの、伝統と進化がまざりあいながら、時代が創られてきました。祈りについても、伝統を尊重する姿勢はとても大切です。昔ながらの形式を伝え守り、今後も保存してゆく努力は必要です。そして同時に、新しいスタイルを必要とする人々も増えています。
祈りの形も、それぞれがひとつの道具と考えれば自然な事かもしれません。道具は使う人々のニーズにあわせて変化してきました。ひとそれぞれ、自分らしい祈りの姿を。
現在のライフスタイルにあった、より身近なカタチであること。今までにない選択肢を新しくつくり、自由に選べるスタイルを。好みのインテリアを選ぶように、大切な場所を考える。それが、いのりオーケストラの存在です。