手のぬくもりが、祈りの温度を決める。

日本で、つくる。
たとえば、桜の木を削るとき。
職人は、春の風のことを思い出すそうです。
湿気の具合や木の香りが、その年の季節を思い出させるから。
同じ木でも、冬に削るのと夏に削るのでは、
まるで違う表情を見せる。
日本の四季は、祈りの道具の中にもちゃんと息をしているのです。

ALL made in japan
いのりオーケストラの供養具は、
すべて日本の職人たちがつくっています。
遺骨ペンダントも、仏壇も、骨壷も、
おりんのバチ一本にいたるまで。
それは「こだわり」というより、
「この国の祈りを、この国の手で」という
あたりまえの気持ちから生まれました。

手から生まれる、やさしさ。
今、世の中の多くの供養具は海外でつくられています。
もちろん、コストのことを考えれば、それが自然です。
けれど、いのりオーケストラは、
“効率”よりも“ぬくもり”を選びました。
それは、機械や工場ではつくれないものが、
この世界にはたしかにあると信じているからです。

みんな違って、みんないい。
職人の手には、リズムがあります。
そのリズムは、呼吸と一緒で、
木の手ざわりや土の重みと話をしながら進んでいきます。
その「手のリズム」が、祈りの道具に命を吹き込む。
だから、同じ形をしていても、ひとつひとつが違う。
ひとつひとつが、誰かを思う気持ちのように、すこしだけ不揃い。

日本の、祈り。
日本の四季に寄り添うように、
祈りの道具もまた、この土地の手と心で育てたい。
木も、土も、音も、
ぜんぶ日本の手を通って、そっと祈りのかたちになります。
そのぬくもりを、どうか手のひらで感じてください。
それが、わたしたちの「祈りの温度」です。

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