いのりオーケストラの神棚「やさしい神棚」シリーズ。各モデルの特徴・違いについてご紹介
いのりオーケストラから、神社のお札などをお祀りする「やさしい神棚」シリーズが誕生しました。
神社からいただいてきたお札をお祀りするための神棚です。
1)くらしにやさしい。インテリアに合わせやすい、シンプルなデザイン
2)設置も簡単で、使いやすい。お手入れフリー。ユーザーにやさしい設計
「やさしい」がコンセプトになった、神棚シリーズとなります。
■「やさしい神棚」シリーズが生まれた背景。
神社にお参りに行き、お札(お神札)やおまもりを授かる方は、とても多いと思います。
ご自宅にあらかじめ神棚のあるお家でしたら、そこにお札を納めて、お祀りするのが一般的はありますが、下記のような理由から、神棚を設置することが現状難しく、神棚をもっていないご家庭もあるようです。
- 賃貸などの住宅事情から、高いところに新たに神棚を設置できない
- 自宅のインテリアに合わせやすいデザインの選択肢が少ない
- 仕事・子育てなど、日々の家事が多く、神棚の毎日のお手入れの時間を取りづらい
神社に参拝し、神様や日々への感謝を表し、日本古来の文化を大切に思う気持ちはあるのに、どのように自身のライフスタイルにうまく取り入れたらいいのか?という具体的な方法がイメージしにくいことがありました。
これらの課題を解決するために、生まれた「やさしい神棚シリーズ」
大きく、下記のように3種類ご用意しましたので、各製品の比較・ご参考になればと思います。
[1] かみさまのおうち お祀りセット
「かみさまのおうち お祀りセット」のセット内容は下記となります。
1)お札を立てる「かみさまのおうち」本体
2)光のお供え(米、水、塩)
3)デザインさかき・さかき立て(2点)
(1)かみさまのおうち本体について
天然無垢材の表情をそのままに生かし、組み上げたおうちの形の神棚。グッドデザイン賞を受賞した「いのりのおうち」をベースに、お札を立てられるような構造を加え、リデザインしました。
使い方はとても簡単。
授かったお札を、スリット部分に差し込み(お札のサイズによっては引っかけて)背板に立てかけます。
華美な装飾を一切なくしたことによって、和洋問わず、インテリアに合わせやすいシンプルデザインとなります。
シンプルであることを、大切にしました。
シンプルであるという事は、職人の技術が試されることでもあります。
天然無垢材は、季節の湿気などの影響で、伸縮を繰り返す特性を持ちます。
この特性を十分に理解し、「木を読み、木を聞く」とも言われる、きわめて精緻な技術が求められる指物技術。
日本の職人によって、地道な手作業と、木への愛情から、生まれたシンプルな形。
釘や金具を一切使用しない、天然木の飾らない美しさ、職人の見えない技術を、ちいさな屋根に込めて、そっとお届けいたします。
(2)光のお供え(水・米・塩)
光のお供えは、アクリルの透明なオブジェの中に、神道の代表的なお供えもの「水」「米」「塩」を封じた、そのまま置くことのできるお供え物です。
日本の主神であり、太陽の神様とされる、「天照大神(アマテラスオオミカミ)」から、着想を得た「光のお供え」は、自然光や照明の光を反射・透過し、きらきら光ります。お供え物をする気持ちを、シンボル化したオブジェです。
伝統的なお作法にのっとった場合は、神具に毎日お供えをするのが原則とはなっていますが、前述のとおり、ライフスタイルのご事情によって、毎日は難しいという方もおられるでしょう。そのような場合に、お供えする気持ちを表現するのが、「光のお供え」です。
一般的に並べる順番は、左から水・米・塩 とされています。ご参考になればと思います。
少しお気持ちやお時間に余裕のある方は、お正月やお祝い事などの行事の際は、市販の神具やお手持ちの豆皿などに水・米・塩(地域によってはお酒やなど)をお供えしたり、ご事情に合わせてアレンジしていただいてもいいと思います。
(3)デザインさかき&さかき立て
神棚の両脇に、青々とした葉っぱが飾られているのを思い出す方も多いでしょう。
この葉は「榊」の葉です。「木」に「神」と書いて「さかき」。
日本では、古来より神様の宿る神聖な木として、玉串などの神事に使用されてきました。
本来は、切花のサカキをお祀りするのが伝統的な風習ではあるのですが、お供え物と同様に、毎日の水換えが難しいという方のために、ナチュラルインテリアに馴染みやすいように、という考えから、サカキをオブジェとしてお供えいただけるものに、リデザインしました。
デザインサカキは、ウッド製。マットなグリーンの色付けは、一つ一つ人の手で仕上げていきます。裏面はナチュラルなウッドの木目を生かした状態にしていますので、季節なお好みに合わせて、どちらの面でも使っていただけるようにリバーシブルにしました。
デザインさかきは、ウッド製ですので、お水は逆にご使用不可となります。(反りやゆがみの原因となるため)
お水を使用しないで、そのままお供えできるオブジェですので、特別なお手入れは必要ありません。そのまま神棚の両脇に、お供えいただければと思います。
榊立ては、ファインセラミック製の陶器となります。表面はマットな質感となっています。
ファインセラミックは、耐熱性・耐摩耗性電気絶縁などの優れた性質を持つ素材で、宇宙開発(スペースシャトルの部材)や医療部門(人工歯根など)や、建材・産業機材・時計・飽食品の部品など、様々な分野において活用されています。
釉薬を付けて、つやを出した食器などとは、少し雰囲気が変わりますので、より神様の居場所に相応しい厳かな表情をご覧いただけると思います。
(4)設置場所について
壁掛けの棚や、家具の卓上などに設置いただくことができます。
前述の、賃貸物件などで、神棚の取り付けが難しいという方も、本棚や収納家具などにそのまま設置いただくことができますので、神棚を生活の中に取り入れやすくなる、一助になればと思います。
[2] かみさまの箱 お祀りセット
こちらは、下記がセットになっています。
1)かみさまの箱(本体)
2)デザインミニさかき・榊立てセット
(1)かみさまの箱 本体について
「かみさまのおうち」が縦に長いデザインであるのに対し、こちらは「横に長い」シンプルな箱型のデザインとなっています。
横長となったことで、お札を複数枚、並べていただくことができます。
地元の神社だけでなく、旅先でお参りした神社のお札を授かることもあるでしょう。
あるいは、「商売繁盛」「家内安全」「火防」「健康長寿」「縁結び」などなど、全国各地、各神社によってもテーマごとにご利益のあるお札など、神社ごとの特色もありますので、お持ちのお札が2~3枚の場合にも対応可能です。(各神社ごとに、お札のサイズが異なることがありますので、お手持ちのお札をご確認いただけたらと思います)
「かみさまの箱」の中は収納スペースがありますので、神社から授かったお守りやおみくじ、その他大切なものを収納するのに役立ちます。(中には、宝くじや観劇のチケットなどの保管場所とされるお客様もおられました)
「かみさまの箱」の天面にはお札を差し込むことのできるスリットがあります。
そこに、お札を差し込み(または、ひっかかけて)壁に立てかけるように設置していただきます。
※お札だけでは自立しませんので、必ず部屋の壁に近づけて、壁に立てかけるように設置してください。
「かみさまの箱」も、「かみさまのおうち」と同様に、天然無垢材を組み上げております。天然木由来の豊かな表情をお楽しみいただけます。
(2)デザインみにさかき&榊立てセット
「かみさまの箱」にバランスよく並べられるよう、ミニサイズのデザインさかきと、榊立てのセットになっています。
「デザインミニさかき」もウッド製。
マットなグリーンの色付けを、一つ一つ人の手で仕上げています。裏面はナチュラルなウッドの木目を生かした状態にしていますので、季節なお好みに合わせて、どちらの面でも使っていただけるようにリバーシブルにしました。
「ミニ榊立て」は、素焼きのマットな陶器となっています。釉薬を使用しない、自然な陶土の雰囲気を生かしています。
デザインミニさかき、ミニ榊立ての両方とも、お水のご使用は不可となりますので、ご注意ください。
ミニさかきは、水分によって、反ったりゆがむことがあり、また、榊立てには水が浸透してしまうので、どちらも水分はご使用をご遠慮ください。
お水を使用しないので、逆に考えると、お手入れがほとんど不要となります。
(3)設置について
壁掛けの棚や、収納家具の卓上などに簡単に設置いただけます。
デザインミニさかきは、箱の上に置いたり、箱の横に並べたり、どちらでもOKです。
また、お正月やお祝い事など、特別な日に何かお供え物をしたい、という方は、市販の神具やお手持ちの豆皿などと組み合わせて、お供え物を手前に並べていただいてもいいと思います。
[3]かみさまスタンド
「やさしい神棚」シリーズの中で、最もシンプルな「かみさまスタンド」
丸い台座の上あるスリットにお札を差し込み(あるいは引っかけて)、おうち型の枠に立てかけられる、シンプル設計です。
スタンド自体のサイズは、10センチ程度に納まるものですので、女性の手のひらに乗るくらいコンパクトです。
かみさまスタンドも天然無垢の木を使用しています。
おうち部分の素材には、世界から集まった銘木をセレクト。様々な素材(色)から、お選びいただけます。お札が複数ある場合は、下記のような設置も可能です。
上記では、かみさまスタンドのみを、インテリア空間の中に設置していますが、ご用途に応じて、両脇や手前に、市販の神具を置いてアレンジしていただいても、よろしいかと思います。
■番外編 ご質問にお答えします。
Q.卓上に置く場合、「雲」は必要ですか?
神棚の上に「雲」という字が貼られているのをご覧になったことがある方もおられると思います。
神棚は、神様のおられるところ。
その為、例えばマンションやビルなど、2階以上の建物の中で、神棚を設置する場合、神様の上を人が通ったりすることは、失礼なのではないか?という考え方から、「雲」を貼ることで、神様への敬意を表すようになったと、考えられています。
2階以上の建物の建築が可能になった、技術が進歩してきた近代以降、環境の変化に合わせて、神様への敬意を表すために、生まれたお作法とも言えるでしょう。
信仰によって、ご対応も変わると思いますので、ご必要と思われた方は、市販の「雲の字」「雲の板」などのご併用をご検討ください。
Q.店舗や事務所でも使えますか?
「やさしい神棚」シリーズは、ご自宅用・店舗用など、限定はしておりませんので、どのような場所でもお使いいただけます。美容室・カフェなどの飲食店・アパレルショップ・サロン・会社事務所・店舗など、スタイリッシュな空間の商業施設の中にもなじみやすいデザインにしております。
お店や事務所のブランドイメージ・お好みに応じて、ご検討いただければと思います。
神棚の色は、一般的には、ヒノキなどの明るい色の木をイメージされる方が多いかと思いますが、ウォールナット調の家具などでモダンなインテリアがお好きな方にも選んでいただけるよう、焦げ茶色のくるみ(ウォールナット)もご用意いたしました。
オンラインショップで、各商品の詳細、各素材についてのご案内をしておりますので、そちらも合わせてご参考になればと思います。
やさしい神棚シリーズ
https://www.inori-orchestra.net/shopbrand/kamidana
いのりオーケストラ オフィシャルショップ
https://www.inori-orchestra.net
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