位牌のお焚上げ。四十九日の後、不要になった白木のお位牌はどうする?
四十九日を迎えて白木のお位牌から本位牌へ。不要になった位牌の処分について
四十九日の法要の際に、本位牌へとお位牌を入れ替えます。実際にはご住職に魂入れ(たましいいれ)等をしていただき、新しいお位牌をお仏壇に納めます。地域や宗派によっては「お性根(しょうね)入れ」「開眼法要(かいがんほうよう)」などと呼ぶケースもあるようです。
四十九日の法要により、白木のお位牌は役目を終えます。不要になった白木のお位牌はどうしているのでしょうか?考え方や宗派などによりますが、すでに法要によって「魂抜き」されており、位牌としての役目を終えているとして、通常の木製品として手放すケース、または「お焚き上げ」をお寺などに依頼し、お寺さんにお渡しする形で手放すケース、と大きく二通りになります。
お焚上げをする場合
前者では、お位牌はすでに魂抜きされているので通常の木製品として考えます。特に白木のお位牌は一時的な役目であるため、お位牌としては簡易的なつくりの場合がほとんどです。そのまま自治体ごとの方法にしたがって処分するケースが多いようです。
後者ではお寺などに位牌を納め、供養のあとで焼焼却されます。お寺によっては月に一度、三ヶ月に一度などお焚きあげの日が決まっており、それまで堂内に飾られて供養をされるというケースもあるようです。昔は多くの場合お寺の敷地内で焼却されていましたが環境問題などの点で、専門の部門に依頼して行うケースも増えているそうです。
お焚上げ専門のサービスも
また現在ではお焚上げのみを専門としたサービスも生まれています。仏壇・お位牌・仏具などを郵送で送ることで、地域やエリアを問わずお焚上げを依頼することが出来ます。おおまかな料金はWEBサイトで知ることができ、不明な点があればお問い合わせもできるようです。忙しくて時間がない、近くに相談できるお寺がない、仕事の都合などで持ち込みをする予定が決めづらい、近くの持ち込みできるお寺が思ったよりも遠方・・・などお焚上げ供養で困ってしまう様々なケースにぴったりな専門サービスとも言えます。
お焚上げを行うお品は位牌・仏具以外にも様々な種類があるようです。
- 仏壇・仏具・位牌
- 神棚・寝具・お守り
- 寝具・布団・枕など
- 衣類・洋服・和服
- 人形・ひな人形・五月人形
- 写真・遺影
- その他、日記、手帳、絵画など
お焚上げを希望される場合は、まずはお付き合いのあるお寺さんへ。相談できるお寺さんがない方などは全国から郵送対応ができ相談できる窓口があり上記のようなサービスを検討してみてもいいかもしれません。
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