「寂しさが、少しだけ和らぐ気がします」そんな一行から、はじまるお便りでした。

お父さんが、突然、旅立ってしまった。
その出来事は、
頭ではわかっていても、
心が追いつかない。
理解することも、
受け入れることも、
まだ、できない。
たぶん、
それが自然なんだと思います。
そんな中で、
「いろは」を見つけてくださった。
選ぶ時間が、
少しだけ、
やさしい時間になったと、
書いてくださいました。
どれがいいかな。
こっちのほうが、
似合うかな。
そんなふうに、
お父さんと話しながら、
選んでいた気がする、と。
もう、いないはずなのに。
ちゃんと、
そこにいる。
ものを選ぶ時間って、
ただの「作業」じゃなくて、
誰かと一緒にいる時間に
なることがある。
納骨の日が、
近づいている。
区切りのようで、
でも、ほんとうは、
終わりじゃない。
かたちは変わるけれど、
関係は、
続いていく。
「寂しさが、少しだけ和らぐ気がします」
その「少しだけ」が、
とても大事なんだと思います。
一気に癒えることなんて、
きっとないから。
やさしい気持ちになれます。
その言葉に、
こちらのほうが、
やさしくされました。
私たちは、
ものをつくっています。
でも、
その人が、
その人らしく、
大切な人と
つながり続けられるような、
そんな時間を、
つくれたらと思っています。
お父さんと、
話しながら選んだもの。
それはきっと、
これからもずっと、
そばにいてくれると思います。
素敵なお便りをありがとうございました。
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